麻酔ともあまり関係ない セカンドオピニオン について、どうして書こうと思ったか、、、実は、親戚が、癌だと発覚して、私の働いている病院にセカンドオピニオンで受診することに。。。😥
もちろん、いろいろ質問されたんですが、意外と知らないことが多い、、、ということで、ちゃんと調べたのでここに残しておきます。何かの参考になれば幸いです。😊
セカンドオピニオン って何?
セカンドオピニオンは、主治医(現在かかっている病院の医師)以外の医師に求める意見のこと。
つまり、その病気の専門医(主治医以外の)に自分の病気の治療について、治療の選択肢などを聞くことができる制度です。この考え方は、昔ながらの医師主体の医療ではなく、患者さん自身も治療の決定に関わる、患者主体の医療に社会的背景が変わってきたことによります。
また、医療は日々進歩しており、常に最新の治療を提供できるとは限りませんし、医師によって治療方針が異なる場合があります。これらのことをセカンドオピニオンによって、主治医とは異なる治療選択を患者さんは知ることがきます。
セカンドオピニオン で主治医は不快に思わない?
セカンドオピニオンの前提として、「主治医と共に、最善の自分の治療を選択する」という考え方があります。したがって、基本的には特に心配することなくセカンドオピニオンを受けることができます。
しかし、中にはプライドが高かったり、セカンドオピニオンの実際の意味を理解していない医師もいますので、難しいところではありますが、医師との会話の中でどのような医師なのかを見極める必要があります。(ここからは私見ですが、この内容を知らない医師は新しい治療方法を知っている可能性は低いと思います。)
もちろん、主治医の病院では行えない治療であれば、セカンドオピニオンを受けた病院などにうつることはあります。
費用について、、、
セカンドオピニオンは、公的医療保険制度が適応されないため、自由診療にあたります。このため、かかる医療費は全額自己負担になります。そして、病院によって設定が異なりますが1回30~60分程度で、値段は20,000~50,000円程度が多いようです。
自由診療のため費用は高く、ここはデメリットになります。
セカンドオピニオンで準備するもの
以下のようなものが挙げられます。施設によって異なるので確認の上、不足がないように準備してください。
・主治医から:①診療情報提供書、②検査結果(画像データ、採血、病理など)
・受診先の病院(施設によって異なる):③申込書、④必要であればお薬手帳など
セカンドオピニオンの対象とならない例
以下のような症例は、対象となりませんので注意してください。
- 主治医の了解が得られていない
- 医療ミスや裁判中、医療訴訟に関するもの
- 医療費や医療給付について
- 死亡したひとを対象としたもの
- 今の治療が正しいかどうかの判断を聞くもの
何はともあれ、最終的には、、、
主治医とご自身の病気と向き合うことが一番大切になります。
不安や疑問があるままセカンドオピニオンを行なっても有意義は情報にはならない可能性が高いからです。大切な時間を無駄にしなためにも、しっかりとした準備を行い、臨んでいただければと思います。
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